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【後編】なぜ英語は話せるようにならないのか

引き続きご覧いただきありがとうございます。

前編にてなぜ小中高と何年間も英語を学んでいるのに

英語を話せるようにならないのか、ということを解説してきました。



よく、「日本の教育制度が悪い」「文法偏重だからいけない」、

なんて言い方をしている人を見かけますが、はっきり言ってナンセンスです。

日本人が英語を話せるようにならないのはずばり、

日本の英語は外国語環境だからなのです。

日本で英語を学ぶ意味

では、話せるようにならない英語を学ぶ意味とはなんでしょうか。

私は大きく二つの意味を上げることができると思っています。

読める・書けるは大きな価値

まず一つが、読み書きができるということが非常に大きな価値だからです。

海外の文献を読む。海外の企業とメールのやり取りをする。

日本人に求められる英語の運用において読み書きは非常に大きなウェイトを占めます。

読み書きができる時点でそれは大きな武器になり得るのです。





話せないのに読み書き?と思う方もいるかもしれませんが、

そもそも話すための能力と読み書きの能力は根本的に異なるものです。

中世の識字率は現代と比べてかなり低かったと言われていますが

話せない人はほとんどいませんでしたからね。



たとえ外国語環境にいようとも体系的な文法の理解や語彙の習得によって

読み書きの能力は十分に発達します。それは多くの受験生が海外の学術論文から

抜粋したような難解な文章を試験問題として処理できていることからも明らかでしょう。

習得のための素地になる

二つ目の意味は、英語を勉強することによって

将来留学などをして第二言語環境に飛び込んだ時に

英語を習得する助けになる可能性があることです。



ある研究では小学生以下の年齢で渡米した学習者より

小学校高学年で渡米した学習者の方がより効率よく英語を習得した

という研究結果が発表されています。



また、一般的に移住などにより第二言語環境に身を置くことになった場合

ある一定のレベルまでは子どもよりも大人の方が習得スピードが速いと言われています。

当然臨界期などの考え方にもあるように子ども方が最終的な到達度は高くなると言われていますが、

それまでに学んだ素地のある大人の方が短期間でより効果的に英語の習得が進むのです。



日本にいながらでも英語を学ぶことによって、

海外に出た際により効果的に英語を吸収することができる。

それが私の考える日本で英語を勉強する意味の二つ目です。

最後に

いかがでしたでしょうか。

話せるようにならないからといって

英語を勉強する意味がないと考えるのはあまりに浅薄です。



将来自分の役に立つものだと思って、

一生懸命勉強してみてくださいね!