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英語教育のタイムリミット!?臨界期仮説について

英語を話せるようになりたいと考えている人であれば

何かと耳にすることも多いかと思いますが、

言語習得にはタイムリミットがある、という話を

皆さんはどう感じますか??



この話でよく引用されるのが”臨界期”という用語ですが、

この言葉にまつわる話をしてみましょう。

臨界期って??

この臨界期という言葉、もとは生物学上の用語でした。





例えばカモなどの赤ちゃんは生まれてから一番最初に

見た動くものを自分の母親であると認識します。

こういった特定の刺激が個体の特性を引き出す現象を刷り込み現象といいます。



ところが生まれてから一定期間動くものを見ることができず

適切な刺激を受けることのできなかった子ガモは、

その後本当の母親が目の前に現れようともそれを母親と認識することができません。



このように、刷り込み現象が起こるにはある一定の期間内に

適切な刺激を受けることが必要であると考えられています。

この一定の期間が終わる時期のことを臨界期と呼びます。

言語獲得・習得に応用できる??

言語の獲得と習得の違いなど、細かい説明は省きますが、

先述の臨界期を人間の言語獲得・習得にも当てはめることができる

と考えたのが臨界期仮説というものです。





ここでよく引用されるのがジーニーという少女の話です。

ジーニーは両親から虐待を受けていた少女で、

幼少の大変大切な時期を小さな個室に監禁されて過ごしました。



親はジーニーとの接触を極端に絶っていたため

誰にも話しかけられずに幼少期を過ごしました。

結果としてジーニーは十分な言語刺激を適切な時期に得ることができません。



その結果、ジーニーの言語能力は育たず、

虐待から保護されたあとに十分な言語教育を受けたにも関わらず

ジーニーは、まともに言語を話すことができるようになりませんでした。



これが臨界期仮説の根拠として挙げられる症例であり、

英語を早期に始めた方が良いとされる理由です。

人が言葉を覚えるにはタイムリミットがあり、

その前に英語学習を始めた方がいいというわけです。

最後に

いかがでしたでしょうか。

本当に英語は早く始める方が良いのか、

そこには大きな議論の余地があります。

別の記事でもそうした英語教育に関する話をしていきますので

気になった方はぜひご覧になってみてください!



それでは、閲覧いただきありがとうございました!