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【もう失敗しない!】使える「まとめノート」のつくりかた

こんにちは、武田塾新札幌校の竹本です。

皆さんは、「まとめノート」を作ったことがありますか?
授業や参考書の要点をノートにまとめる勉強法は効果的ではあるのですが、
やり方を間違えると大変非効率な作業になってしまいます。
そこで今回は、ノートをつくるうえで〝やってはいけないこと”〝やったほうがいいこと”をまとめていきます。

 

 

①細部まで書かない!

 「ノートに参考書の要点をまとめ始めたはいいが、どれもこれも重要な知識に思えてきて、必要以上に書きこんでしまう…」、このようにして、参考書のコピー同然なノートを作ってしまったことがある人もいらっしゃと思います(私もよくやっていました笑)。

 このやり方には〝書いて覚える”という意味では一定の効果があるかもしれませんが、それ以上に大きなデメリットがあります。それは「時間がかかりすぎる」ことです。受験まで時間のある高1・2生ならそこまで問題にはなりませんが、限られた時間の中で成績を上げなければならない受験生にとって、ノートづくりに時間を取られることはかなりの痛手です。

 また、細かく丁寧なノートは「アウトプットに向かないというデメリットもあります。例えば、数学の解き方をノートにまとめるとき解答の手順を途中までしか書かないでおくと、読み返すとき書かれていない部分を「思い出す」ことが必要になります。対して、手順がすべてノートに書いあれば、それを読んで理解するだけで終わってしまうのです。

 このように、ノートを細かく丁寧につくることで時間が無駄になるばかりか、勉強において特に重要であるアウトプットの機会も失ってしまう可能性があるのです。

         

 

②情報をしっかり抽出する!  

 

 ①のような勉強法に陥らないためにはどうすればいいのか。それは、授業や参考書の要点しっかり抽出することです。

 たとえば、日本史のまとめノートをつくる場合について考えてみましょう。日本史の講義系参考書や教科書では、文章での説明が主なので、要点が一目で発見しづらいですよね。そういう時こそまとめノートの出番です(逆に言えば、一問一答などの要点が一目でわかるものには、まとめノートは必要ありません)。

 ここでいう〝要点″とは、ことがら同士の因果関係や時代ごとの相違点など、教科書本文中に発見できる、日本史用語以外の要素のことです。用語は一問一答などの参考書があるのでノートにまとめるまでもないですが、〝要点″はノートにまとめることで、いちいち読み返して発見する手間が省けますし、ノートに図や絵にしてまとめておくと理解の幅も広がります。

 このように、教科書や参考書のような、本文の説明が“幹”と“枝葉”に分かれているものから、“幹”のみを抜き出すためにノートをつくるのです。