高校とはココが違う!!大学での単位の取り方~上智大学1年犬井先生~
【大学一年のためのレポートの書き方 著:都筑学】
皆さん、こんにちは。
上智大学文学部の犬井です。
武田塾田町校では、英語と国語を担当しています。
今回は「高校と大学のココが違う」ということで、大学の単位の取り方について書いていきます。
何が単位取得の条件か授業によって見極めましょう!!
授業によって単位を取るための基準が変わってきます。
たとえば出席とリアクションペーパー(毎授業後に感想や疑問を書いて教授に提出する)だけで単位を取れるのもあったり、テストで100%単位を取れるかどうか左右されるのもあります。
文系であったら、レポートで評価される科目が多いように感じます。
またテストは、基本的に前期(学年の初め~夏休み)と後期(夏休み明け~春休み)の終わりに各1つずつの計2つの科目が多いと思います。
けれど必修などで、中間テストも込みでテストが計4つの科目もあったりします。
多くの教科で、どんなにレポートやテストの出来がよくても、出席が足りず単位が取れないという場合が多いので、授業を休みすぎないように気を付けましょう。
レポートってどうやって書くの?
レポートを書く際に、とりあえず抑えてほしい点を3つほど紹介します。
まず、見た目を整えることです。
具体的には、表紙を付けているか、複数枚に及ぶならホッチキスで固定しているか、ページ数を記載しているか、参考文献やHP等を明記しているかの4点です。
「表紙は必要ない」と教授が明言しない限り、表紙をつけるほうが好ましいです。
表紙には講義名、担当教員名、レポートの題名、提出日、学部、学科、学籍番号、名前を明記しましょう。
ホッチキスにおいては、特殊な事情がない限りは左上を固定しましょう。ページ数は中央下が一般的です。
参考文献を明記することはレポートを書く上で一般的なことです。
次にレポートのお題は狭く、深くすることが重要になってきます。
1つのレポートの中に様々な話題を入れると、1つ1つのテーマが希薄になってしまいます。
そんな上澄みだけすくったようなレポートで高評価を得られる訳がありません。
たった1つのテーマを深く、深く掘り下げることで「しっかり考察してるな」という印象を教員に抱かせることが出来るのです。
最後にタイトルについてです。タイトルは分かりやすく、簡潔にしましょう。
題名が具体的に書いてあれば、ある程度内容を予測することができ「これは読みやすい文章だ」と錯覚させることが出来るのです。
そして文章構成をはっきりさせておきましょう。序論、本論、結論をわかりやすく区別できれば、基本的には大丈夫です。
内容的なことを付け足すとすれば、客観的な事実なのかそれとも自分の意見なのかわからなくなりがちなので、自分の意見のときは、出だしに「私の考えは」とつけたり末尾に「と私は思います。」を付けるようにしましょう。
この言葉が区別のサインとなります。
また、意見と事実を同じ段落に書かずに、段落を変えることも大事なことです。
最後に
以上のようなことを大学の授業では教えてくれません。
ネットで調べるか、大学の書店で販売されている「レポートの書き方」的な書籍を各自読んでレポートを作成します。
大学では、教わっていないことでも「各自で勉強してね~」というノリでどんどん進行していきます。
どうしたらよいの??となる人が多いと思いますが、周りに何となく合わせるのは危険です。
困ったら大学の書店でヒントを探しましょう。
もしくは成績優秀なサークルの先輩などに聞いてみましょう。