こんにちは。 札幌の大学受験予備校、 武田塾新札幌校の井口です。
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今日のテーマ
今回は古文の第2回目です。
「読めない人向け 古文攻略法②」
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本文が省略されているから、読めない
これはセンター試験の問題や模擬試験、そして参考書の解説を見ればわかると思いますが、古文の本文よりも日本語訳の方が長いことからそのように言えます。
つまり、古文の本文は現代の日本語に比べて「不完全な文章」ということが言えるんですね。
では、何が省略されているのか?ということですが、これは主語などの人物関係です。
行動など、動作を表す表現はあるのですが、それが「誰がしたのか?」、「誰のことなのか?」が明記されていないことが多いんですね。
ですから、古文が読めるようになるためには、まず人物をハッキリさせることが重要です。
自分を特定する方法は?
人物が省略されていることによって、古文が読みにくくなっているのは分かったところで、ではその人物をどのように特定すれば良いのでしょうか?何か基準があるのでしょうか?
その基準は、敬語です。
例えば、天皇と女房がいる場合を見てみましょう。
この場合、「尊敬語」が付いていたら「主語は天皇」です。「謙譲語」が書かれていたら「相手が天皇」です。
複数の登場人物の中で、「どちらが偉いのか?」を基準にすることで人物を特定することができます。
大筋理解のために人物特定をしよう
古文が読めない人にしてほしいことはまず、「大筋を理解する」ことです。 そして、そのために「誰のことか?」、「誰が言っているのか?」人物を 特定することを意識しましょう。
まず、練習として全ての動詞に主語が誰かを当てはめて見ることをしてみてください。
そのためには敬語の習得は非常に重要です。
まとめ
古文は主語の省略を補わないと読めません。
そのために、全ての敬語の習得をし、全ての動詞に主語を当てはめてみましょう。
その上で、現代語訳と同じ長さの文章になるようにしてみてください。
加えて、前提情報も合わせて読めば、古文が読めない原因はかなり解決できると思いますよ。
さて、いかがでしたか?
何か参考になりましたか?
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・「第1回 読めない人向け 古文攻略法①|」
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