今日のテーマ 小論文の書き方
AO入試・推薦入試では志望理由書や小論文を課されることがほとんどです。しかし、どんな書き方が良いのかわからなくて困っている人も多いはず…。
そこで、今日は小論文の基本の書き方をお伝えします!
(小中学生の意見文の書き方も一緒ですので、「夏休みの宿題で困った!」という人はこのブログを参考にしてみてください)
前提として
志望理由書でも小論文でもまず押さえておきたい前提があります。それは「納得」できるものであるかということ。書いたあなたが内容に納得しているのはもちろん、読み手が納得するように書くことが最も重要です。
読み手の存在を忘れた志望理由書、小論文の評価はとても低くなってしまいます。まずは「読者がいる」ということを覚えておきましょう!
小論文 基本フォーマット
とりあえず、このフォーマット(形式)を覚えておけば、だいたい大丈夫という魔法のフォーマットをお伝えします。
もちろん、あくまで1つの書き方のテクニックです。他に自分に合う方法があればそちらを試してみて下さい。
<基本フォーマット>
0.要約 ※これは問題で要約を求められた場合には書きます。求められていない場合は飛ばしましょう。
1.結論・主張
2.1の理由や具体例
3.1の結論・主張に対する反論
4.反論するの理由や具体例
5.反論をつぶす ※譲歩表現(「たしかに~しかし」「なるほど~しかし」「もちろん~しかし」など)を使うと効果的
6.結論を再度まとめる・再主張
以上です!
これに当てはめて書きましょう。
と、これだけではイメージがわかないですよね?
簡単な意見文を書いてみますので参考にしてみて下さい。
(意見内容の細かい情報は下調べしていないので、誤情報があれば申し訳ありません)
(フォーマットを使った参考例)「朝食はお米が良いか、パンが良いか」
私は朝食にはお米を食べることが良いと考える。
なぜなら、朝にお米を食べるとお昼までしっかり元気でいられるからだ。お米を食べる時はだいたいおかずを一緒に食べる。お米自体が腹持ちが良いのは当然だが、おかずを合わせることで摂取するエネルギーが多くなるのだ。
一方で朝食にパンを食べる人が多いのも事実だ。
なぜならパンは手軽に食べられる。何もつけなくても食べられるし、バターやジャムを塗るだけでも良い。朝の忙しい時にはお米よりもパンの方が手軽で好まれるのは当然かもしれない。
たしかに学校や仕事に行く前の朝の時間は非常に貴重だ。しかし、パンでは消化が良すぎて、またはエネルギー量が少なすぎて昼食になる前におなかが減ってしまうことが多いのだ。
このことから、私はやはり朝食にはお米を食べることを推奨したい。午前中から集中力をもって勉強したり、仕事をすることは非常に重要だ。そのためにも手軽さよりも、しっかりとしたエネルギーを摂取できることのほうが重要なのである。
いかがでしょうか?
話のテーマ、内容はともかく展開が分かりやすいですよね。
志望理由書、小論文を書くときにありがちな失敗は、事前に下書きやフォーマットを決めないことです。
読み手に伝わりやすいようにするために、このように型を作って書いてみてはいかがでしょうか?
最後に
志望理由書、小論文は書けば書くほど「これでいいんだろうか…?」と悩みのスパイラルに陥ります。
よりよい文章に仕上げるには人に読んでもらい、添削してもらうことが最も効果的です。
AO入試や推薦入試の対策でどう準備したらいいか困っていれば、ぜひお気軽に武田塾まで受験相談にお越しください!