こんにちは、武田塾札幌円山公園校の竹本です。
今回は、センター古文で6割を突破するための勉強法を書いていきます。
①センター古文の重要性
入試の過去問演習をしている受験生のなかで、毎回安定して高得点が取れる受験生は多くはないと思います。そのため、たとえ過去問で合格点が取れたとしても、「本番では失敗してしまうかもしれない」と思ってしまうのは当然のことだと思います。そのことを考えると、「この教科だけは絶対大丈夫!」と言えるような科目をつくっておくことは、とても重要であると考えることができます。
センター国語では、多くの人にとって、現代文よりも古文漢文のほうが得点の安定させやすい科目です。ですので、入試本番までに古文漢文を「絶対大丈夫!」と思えるレベルまで仕上げておけば、得点が上下しやすい現代文にも、ある程度安心して取り組むことができます。以上から、古文は国語の点数を高いレベルで安定させるために重要な科目の一つであると言えます。
②単語・文法を勉強したのに…
古文が苦手な受験生に多いのが、「単語・文法は勉強したのに、古文が読めない」というパターンです。この状況に陥ってしまっている人の中には、「自分にはセンスがないから読めないんだ」と思ってしまっている人もいるようですが、決してそんなことはありません。読めない原因はセンスにあるのではなく、文法を読解につなげられていないことにあります。
いくら文法の勉強と言っても、最終的な目標は、古文を読めるようになることです。しかし、文法問題がたくさん載っているドリルなどをやっていると、この最終目標を見失ってしまうことがあります。そして、見失ったまま勉強を続けていると、「文法やったのに、文読めない」状態に陥ってしまうのです。
ある程度の読解ができるようになるためには、文法事項の中でも、「敬語」と「助動詞」に注目する必要があります。
まず、敬語は文中の省略に気づくためのヒントとして役立てることができます。古文では、現代語と違い、主語・客体・動作などの省略が多用されます。そのために、古文は省略になれていない我々には読みづらく感じられ、この省略が、最も古文読解を難しくしていると言っても良いほどです。しかし、逆に、省略を克服すれば、古文をとても読みやすくすることができます。省略を見抜くヒントは他にもありますが、まずは敬語の勉強から始めてみましょう。
次に、助動詞は「過去」や「打消」、「推量」など、文に様々な意味を付与する役割を持つ品詞です。助動詞には、そこそこ多くの種類があるため、面倒くさがって覚えない人も多いですが、助動詞を見落すことは、文の意味を取り違えてしまうことにつながります。例えば、「打消」の助動詞を見落とせば、否定文の文を肯定文と誤解してしまうことになります。(「私は学生ではない。」という文の「ではない」を見落とすようなもの)このように、助動詞は文の意味をきめる大切な品詞なので、敬語と併せて優先的に勉強しておきましょう!
他にも、読解を助けてくれる文法事項はたくさんあります。そういった知識を吸収して、使えるようになれば、どんどん古文が読みやすくなっていくはずです。
「古文読解法」の参考書に、そういった知識がまとめられているので、是非活用してください。
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