こんにちは、武田塾札幌円山公園校の竹本です。
「苦手教科なんてない」という人は多分かなり少ないのではないでしょうか。だから、その苦手教科を一年以内にどうするか、というのはほとんどの受験生の悩みの種になっているだろうと思います。そこで、今回は苦手教科への対処法について書いていきたいと思います。
①「苦手を得意に!」
本当に苦手教科を得意にできるのか、ということは一先ず置いておくとして、ここでは、この「苦手を得意に!」という姿勢で勉強することの是非について書こうと思います。
効率よく勉強するためには、まず明確なゴールを設定する必要があります。これは、ゴールが明確になっていないと、そこに辿り着くための具体的な方法を考えることができないためです。このことに基づいて考えると、「苦手を得意に!」という姿勢で勉強することは、実は効率が悪いように思えます。現時点である教科が苦手な人が、「その教科を得意になっている自分(=ゴール)」をはっきりと思い浮かべることは難しいでしょうし、そのため「どうすればその教科を得意になるのか(=方法)」を具体的に考えることもできないでしょう。
②「苦手を平均レベルに!」
最終目標があまりにも遠くにあって、ぼやけて見えてしまっているときに有効なのが、段階的にゴールを設定する方法です。スタートとゴールの間に、いくつかの中間地点を設定して、とりあえずそこをゴールと考えて、そこにたどり着くための具体的な方法を考えるのです。
「苦手を得意に!」が最終目標なら、とりあえず「苦手を平均レベルに!」を中間地点に設定してみましょう。「得意」は遠すぎて、ぼやけてしか見えないかもしれませんが、「平均レベル」なら比較的はっきりと捉えることができるはずです。
③時間が足りない場合
理想は、受験本番までに苦手科目を得意と言えるレベルまでもっていくことです。しかし、受験生には時間がありません。特に国公立を受験する人は、科目数が多く一つの科目に割ける時間には限りがあります。時間が足りず、苦手科目を抱えたまま受験に臨まなけれならない場合もあるでしょう。
しかし、苦手科目があるからといって、合格が絶望的になるわけではありません。入試は総合点で競うものです。苦手科目によって失点したとしても、その失点を他の科目で補える程度に抑えることができれば、苦手科目があっても合格することは可能です。
ですから、あまり時間が残されていない人にとっては、「苦手を得意に!」するよりも、苦手科目を他で補う方法のほうが、戦略として現実的なのかもしれません。
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