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文学部って何するの?扱う学問分野について

こんにちはー!

来週卒業論文の口頭試問が

あるのですが、これが終わると

いよいよあとは卒業だけということになり

4年間通い続けたうちのキャンパス

にも感慨深いものを感じます。




そんなわけで今日は

私の通っていた学部、

文学部のあれこれについて

お話ししてみたいと思います。

文学部って何をしてるの?

みなさんの中には、

文学って何をするところなのか

よくわからないという人も

いるのではないでしょうか。


その理由はおそらく、

人文学と社会科学という

枠組みの違いが影響している

のだと思います。

社会科学



社会科学とは商学や法学、

経済学などの社会に関する

学問全般のことを指し、

学部ごとに商学部なら商学、

法学部なら法学という具合に

扱う分野が細かく分かれています。

人文学

対して、人文学は歴史学や

文学、考古学など人間の活動に深く

関わる内容を研究する学問です。

社会科学が人間からある意味

独立した社会事象を扱うのとは

対照的と言えますね。




文学部の特徴は歴史学部や

考古学部のように細かく分かれず、

“文学部”として人文学全体を

扱うことにあります。


この扱う分野の広さが

文学部の扱う分野の曖昧さに

繋がっているのでしょう。

文学部でできること

文学だけではなく、

歴史学や考古学、哲学や心理学など

人文学の様々な分野を扱う文学部では

(もちろん大学にはよりますが)自分の分野に

とどまらない多様な研究を行うことができます。



例えば私の通っていた早稲田大学では、

文学部の学生は2年生のときに

それぞれが専門のコースに分かれて

専門分野の知識を養います。


しかしそれぞれのコースに所属していても

他コースの授業を受けることができるようになっています。

そのため私は英語学を専門にしながらも

日本語学の授業も受講し、言語学に関する

幅広い見識を得ることが出来ました。

最後に

いかがでしたでしょうか。

文学部、というと何をしているところなのか

わからないという人が少しでも文学部の

ことを知ってくれたなと思います。


幅広い見識を養うことのできる

とても素敵な学部だと思いますよ!