こんにちは。武田塾大森校です。
本日は『英単語学習』について解説していきたいと思います。
英語を勉強しようと思っている受験生が一番初めに取り組むのは英単語ではないでしょうか?
『英語は単語に始まり単語に終わる』といっても過言ではありません。
単語の攻略こそが英語突破の重要ポイントです。
単語が全然覚えられない!!という受験生へ
多くの受験生が…
いざ、単語勉強を始めたはよかったが、なかなか頭に入ってこない!!
という現象に陥っていませんか?
多くの受験生がこの時点で、単語勉強をやめてしまったり、他の単語帳を探しに書店へ行ってしまったりと非常にもったいないことをしてしまいます。
そうなってしまわない為に、英単語を勉強する上で覚えておいてほしいことがいくつかあります。
英単語を覚える際気を付ける3つのこと
①単語は忘れて当然!!と開き直る
②単語勉強はこまめにやる
③耳と口と目で覚える
①単語は忘れて当然!!と開き直る
受験生の多くが揃って口にするセリフ
「私、単語すぐ忘れるんですよね~」
見事にみんな揃って同じことを言います。
何が言いたいか分かりますか??
みんな忘れているという事です。
単語を忘れてしまうのは、当たり前のことなんです。
難関大学に合格した先輩たちも同じです。
先輩たちも最初はすぐに忘れましたよ。笑
「私だけ覚えが悪い」や「私だけ暗記が苦手」と思いこまないでください。
でも忘れるんだから、どうしたらよいか教えて~!!
先ほど、単語は忘れて当たり前とお伝えしました。
では、どうやって単語の勉強をしていけば良いか?
まず大切にしてほしい考え方があります。
それは、「覚えるまで続ける」という事です。
え~!?そんな精神論はアドバイスじゃない!!
と思った受験生もいますか?笑
単語暗記には様々な暗記法や忘れにくくする工夫などありますが、単語を覚えられるようになるかは、結局は単語を覚える皆さんの『継続力』が一番大きなキーポイントになります。
こんなに大変なのに継続なんてできる訳ない!!
辛いのは最初だけ
安心してください!!
英単語学習で辛いのは最初だけです。
だんだんと楽になっていきます。
運動部の受験生はピンとくるかもしれませんが、例えばサッカーのリフティングを思い浮かべてください。
サッカー部の生徒って何分もリフティングできますよね?
凄いですよね!!
でもそんな人も初めは10回やるのが精一杯だったと思います。
10回できるようになり、30回できるようになり、50回できるようになりとちょっとずつ『当たり前にできるレベル』が向上していきます。
この『当たり前にできるレベル』が向上するが重要なポイントです。
英単語に話を戻すと
それでは話を英単語に戻しましょう。最初は1ページの中に分からない単語が半分以上あっても、2周、3周と周を重ねていくうちに分からない単語が3割、2割、1割とどんどん少なくなっていきます。
だから最初のうちは大変かもしれませんが、継続すればするほど楽になり、覚えることが少なくなっていきます。
ここまでで抑えてほしいポイントは…
・単語は忘れて当然!!と開き直る
・覚えるまで続ける!!続ければどんどん楽になる!!
の2点です。
②単語勉強はこまめにやるについて書いていきます。
エビングハウスの忘却曲線
まず皆さんに知っておいてほしいことがあります。
それは「エビングハウスの忘却曲線」です。
この図が示しているのは、
・復習をすれば記憶の定着が良くなる。
・逆に復習をしないと思い出すのが大変になる。
ということです。
つまり以上のことから、「こまめにやった方が記憶の定着も良いし、復習に時間がかからない」ということです。
必ず100%に戻す!!
次にお伝えしたいのは、忘れてしまっていた物は復習時必ず100%に戻す(覚えなおす)ということです。
何度も覚えなおすことで、長期記憶に刷り込まれていきます。
単語を覚えるのは「家に帰れるようになること」に似ています。
皆さんは小学校から中学校、中学校から高校と上がった時、帰り道が変わりませんでしたか?
新たな帰宅ルートで帰る不慣れなうちは「そこの角を曲がって…次の信号を曲がって…」と頭で考えながら帰宅していませんでしたか?
道を間違いながら、遠回りしながらなんとか家に到達できたのではないですか?
なのに気づいた時には何も考えずに帰宅できるようになっていませんでしたか?
「道を間違えながら何とか家に帰る」=「忘れた単語を覚えなおす」と同じ作業です。
何度も繰り返すうちに、「無意識に帰宅できる」=「思い出さなくても、単語の意味が分かる」状態になっていきます。
たまに見かけるのですが、駅からの帰り道ずっと歩きスマホで帰っている人いませんか?
あれは地図を見ながら帰っているのではなく、完全に無意識で帰っています。(笑)
「無意識で」というのが非常に重要なポイントです。
試験本番に膨大な長文を読まなければならない受験生の皆さんは「この単語なんだっけ?」と思い出し、立ち止まっている時間などありません。
そのためには出来るようになるまで、何度も何度でも覚えなおすことが重要です。
ここまでで大事にしてほしいポイントが、
・エビングハウスの忘却曲線
・必ず100%に戻す!!
の2点です。
③『耳と口と目で覚える』についてお話していきます。
習熟度を上げる!!
まず習熟度ってなに???という事なのですが、
習熟度とは ざっくり言ってしまえば、どのくらい使いこなせるかという事です。
例えば「quality」という単語について
1.スペルを見たときに日本語訳がわかりますか?
2.スペルはきちんと書けますか?
3.発音はできますか?
4.同義語や対義語は分かりますか?
5.「英・英」で単語を説明できますか?
6.単語を使って例文やフレーズを作れますか?
すぐに忘れてしまう単語、なかなか覚えられない単語の習熟度はどのあたりでしょうか?
1か2辺りで止まっていることが多いのではないしょうか?
なかなか単語が覚えられないという受験生は、単語勉強の際は3の「発音」に着手してください!!
いえ、むしろ3の「発音」から始めてください!!
え~発音ってめんどくさい!!と思ってしまう人は「漢字」学習を思い浮かべてください。
基本、漢字は「書き」よりも「読み」の方が簡単なはずです。
むしろ「読み」という段階をクリアしてから「書き」が出来るようになるのが自然ですよね?
例:「憂鬱」「麒麟」「薔薇」・・・など
書けないけど、読める!!ではないですか?
ですから、英語も漢字と同じに考えましょう。「まずは発音ができること」を最低条件としましょう!!
そこからどんどんと習熟度を上げていきましょう!!
五感をフルに使う!!
先ほどは発音、【耳】【口】に関することでしたが、
あと何を使えるかというと【目】です。
え~書いて覚えているから大丈夫だよ!!という受験生にちょっとだけ為になる話をします。
皆さんは英単語をカリカリと書いている時にどんなペンを使っていますか?
まさかシャーペンで書いてないですよね?
えっ!?シャーペンだめなの?
という受験生!!もったいないですよ!!
ボールペンを使えばもっと効率よく【目】で勉強できますよ。
大きく太く濃く書けば、脳には強く焼きつきます。
おすすめはゼブラの「サラサ」とパイロットの「Vボール」です。
この2つは書いていてかすれることなくずっと濃いです。
またグリップがついているので長時間使用しても疲れにくいです。
まとめ
今回のブログの内容をまとめると、五感をフルに使って勉強するためには、発音しながら、ボールペンで書くのが効果的という事です。
是非皆さんもお試しください!