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一問一答の使い方を間違えるな!社会科の勉強法いろは

こんにちは。武田塾大森校です。

今回は高1、2生に向けた

記事となっております。

まだまだ受験は先の話、、

とは思いながらも着実に

近づいてくる受験の足音に

ビクビクしてる方も多いのではないでしょうか。




かのフランス皇帝ナポレオンは

「私の辞書に不可能という文字はない」

という名言を残したと言われていますが

あれ実は少し違うんですよね。

正確には、

「不可能という言葉はフランス的ではない」

だそうです。ナショナリズムの旗手らしい名言ですね。

ビクビクする必要はない!

君らにはどこの大学へだって行ける

無限の可能性があるのです!!

社会科勉強の定番参考書、『一問一答』

とまあ若干話が逸れましたが、

そんな可能性あふれる高1、2生に向けて

社会科科目の勉強いろはを教えていこうと思います。

社会科、といえばやはり思い浮かべる

参考書があるのではないでしょうか。

そう、東進ブックスより出版されている

『一問一答シリーズ』です!

いやあこの参考書使ってる人多いですよねえ。

その名の通り各科目の重要事項が

一問一答形式で掲載されており、

その分かりやすさと覚えやすさが

人気を呼ぶ大ヒット学参でございます。

一問一答の落とし穴

そんな名著とも言える参考書だけあって

毎年数多くの受験生が『一問一答シリーズ』を

使用しその実力をメキメキと伸ばしています。


しかしながら私には一点気がかりなことが、、、

それは、覚えた気になってるだけの受験生が多い

ということ、、、




例えば、

「第一次世界大戦前夜、イギリスは

カイロ・ケープタウン・カルカッタを

結ぶ◯◯政策を行い

ドイツの鉄道敷設政策に対抗した。」

なんていう問いがあったとしますよね?

高3生なら聞いた瞬間わかります。

答えは、3C政策ですね。


この問いに、

「ああ第一次世界大戦前夜でドイツの

3B政策に対抗した海洋政策のことだねえ」

と瞬時に判断し解答できた受験生はそれでいいんです。

すばらしい。

しかし決して少なくない受験生が

「それぞれの都市の頭文字がCだから3Cだねえ」

という判断で解答を導いている実態があります。

これは由々しき事態です。

そんな勉強ほんとに何の意味もない、、!!


要はキーワードと用語を結びつけただけの勉強に終始

してしまっている受験生が多くいるということです。

しかし上の大学を目指せば目指すほど

そのような勉強だけでは到底歯が立ちません。

都市の名称なんか省略された状態で出題されたら

3C政策が答えられないような受験生が

国公立や早慶レベルの問題に対応できるはずがありません。

そのような状態にならないためには

どのような勉強をしていけばいいのでしょうか。



正しい一問一答の使い方は?



一問一答の地獄の道は

上記でご紹介した通り、

キーワードと用語を結びつける

だけの勉強に終始してしまうことです。

そのような勉強法では一問一答では

答えられるけど過去問で点数が取れない

といった状態に陥ってしまうでしょう。

ではそうならないためにどうしたら良いのでしょうか。


ただ無機的にキーワードと

用語を結びつけるだけにならない

ためにできること、それは、

答え→問いというプロセスで

暗記をすることです。

どういうこと?と思うかもしれませんね。

これはつまり、通常は答えの部分を

赤シートで隠して勉強するところを

問題文を隠して勉強をするということです。

答えに記されている用語を見て、

その用語の問題文を答える。

それによって問題文の部分的な

キーワードのみをピックアップして

暗記するということが必然的にできなくなります。

用語をみた瞬間にその用語を説明することができる力、

それこそが社会科科目の理解であり実践的な力になります。


一問一答を2周か3周終えたあとは

問い→答え、だけではなく

答え→問い、の演習も重ねてみてください!

最後に

いかがでしたでしょうか。

社会科科目は暗記量が多く、

その分かけなければならない

時間も膨大な量になります。


だからこそせっかくかけた時間を

うまく得点に結び付けられるように

工夫していきましょうね!!